色覚の個人差がない通帳を目指して
沖縄県沖縄市に本店のある信用金庫“コザ信用金庫”が2010年12月16日に、普通預金通帳に「カラーユニバーサルデザイン通帳」を国内で初めて採用したことを発表しました。
「カラーユニバーサルデザイン通帳」は、色弱者や白内障といった視覚障がいをもつ人が見やすいように色や書体などを工夫した、色鮮やかなカラー印刷が特徴です。今後は総合口座通帳などに順番に採用していく方針。
浸透しつつある“色のバリアフリー”
“カラーユニバーサルデザイン”は、一般色覚者と違った色の見え方をする視覚障がいの方に見やすく工夫されたデザインのことをいい、「カラーユニバーサルデザイン通帳」は特定非営利活動法人カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)により「CUDマーク」が付与され、「人にやさしい通帳」と認定されました。
同通帳は石川県に本社のある笠間製本印刷株式会社が日本で初めて開発したもので、コザ信用金庫が「カラーユニバーサルデザイン通帳」採用第1号となりました。
2010年10月12日には、凸版印刷もユニバーサルデザイン通帳の開発・販売を開始しており、印刷・金融両業界に色や文字のバリアフリーが広がっています。

コザ信用金庫
http://www.kozashinkin.co.jp/笠間製本印刷株式会社
http://www.kasama-jp.com/eigyou_tuutyou_eko4.html