眼内レンズで視力復活
白内障は水晶体が濁ってしまうことで視力の低下を招く病気で、以前は濁った水晶体を取り除くだけの手術法で、術後には度の強いメガネが必要でした。近年、この手術法が進歩し、現在では“眼内レンズ”という小さなレンズを入れることで、ほぼ正常な視力に戻ることができるようになりました。
【image】
WTL photos' photostream(画像はイメージ)
“眼内レンズ”も日々進化をしており、日本アルコン株式会社が眼内レンズ「アルコンアクリソフIQレストアシングルピース+3D」の日本発売を2010年12月10日に発売しました。
メガネに頼ることのない術後の生活
「アルコンアクリソフIQレストアシングルピース+3D」は93カ国で発売されている世界で一番広く使われている眼内レンズで、日本では2010年11月22日に厚生労働省から承認を取得しました。
現在、白内障手術に使われている眼内レンズは、遠近のみに焦点をあわすタイプが主流で、術後はメガネが手放せなかったのですが、「アルコンアクリソフIQレストアシングルピース+3D」では遠近はもとより中間距離でもピントが合う新しい多焦点レンズで、眼内レンズ術後に眼鏡をかける回数をぐっと減らせます。価格は1枚22万500円で、医療機関向けに販売されます。

日本アルコン株式会社
http://www.alcon.co.jp/index.html