独禁法違反で排除措置命令を
時事ドットコムによると、医薬品大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)に対し、公正取引委員会は使い捨てコンタクトレンズをめぐって国内の販売店の広告に価格を記載しないよう強要したとして、独禁法違反で排除措置命令を出す方針を固めた。同社にはすでに事前通知されている。
自社のシェアを確保する
関係者によれば、J&Jは使い捨てコンタクト「ワンデーアキュビュー」と「ワンデーアキュビューモイスト」について、2008年12月頃から取引先の販売店が出す新聞、雑誌の広告やチラシ、インターネットなどに商品の販売価格を記載しないよう要求。従わない販売店に対しては仕入れ価格を値上げすることを示唆していたという。
販売店間の価格競争を抑制し、新商品や人気商品の値崩れを防ぐことで、自社のシェアを確保する目的であったとみられている。
ジョンソン・エンド・ジョンソン
http://www.jnj.co.jp/時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010110900859