電動光学台・初の車いす対応型
眼科・メガネ店向け機器の製造を手がける、愛知県蒲郡市に本社をかまえる“株式会社ニデック”が、車いす対応の検査テーブル「電動光学台 OT-600BF」を2010年12月に発売予定とし、2010年11月11日~14日に開催される、日本臨床眼科学会で展示すると発表しました。
電動光学台は、視力検査・眼圧測定・眼底カメラといった検査機器を上に置くためのテーブルで、眼の検査機器をあつかう眼科やメガネ店には欠かせないものです。
コンセプトは「被験者にも十分な配慮」
電動光学台を開発するときにニデックではこれまで、検査機器を扱う人に対して「使いやすさ・測定精度を高める」といったことに重きを置いてきたとのことです。
しかしながら、高齢化が進む現代では眼の検査を受ける人の1割以上が車いす使用者であるといわれており、今回の「電動光学台 OT-600BF」では検査を受ける患者の立場になって考えた、ユニバーサルデザイン製品となっています。
従来品からの使いやすさはそのままに、足置き・肘掛の位置に工夫をこらし、車いすに乗ったままで検査が受けることができ、患者にかかる負担を大幅に軽減しています。

株式会社ニデック
http://www.nidek.co.jp/index-j.html