目の見えない人への理解を深めてもらおうと企画
信濃毎日新聞によれば、20日に諏訪市にて相模原市在住の視覚に障害があり、盲導犬をパートナーに活動するトロンボーン奏者鈴木加奈子さん(31)のコンサートが開催される。
同コンサートは献眼を推進する諏訪湖ライオンズクラブなどが主催し、目の見えない人への理解を深めてもらおうと企画したものである。鈴木さんにとっては県内初ステージとなる。
献眼制度への理解をさらに広めたい
同クラブによれば、死後に眼球を提供する献眼登録者は現在、諏訪市内だけで約7千人いる。しかし、昨年度の提供者は1人である。本人が登録していたことを遺族が知らないケースが目立つ。有賀文夫会長は献眼制度への理解をさらに広めたいとしている。
「演奏を聴いた人が前向きな気持ちになってくれたらうれしい」
鈴木さんは信濃毎日新聞の取材に対して、このように意気込みを語っていた。
同コンサートは小和田の市総合福祉センターにて午後2時から開催される。入場は無料で、8曲を演奏する予定である。問い合わせは同クラブ(電話0266・53・0558)まで。

信濃毎日新聞
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