ライオンズクラブが医療機器を贈る
栃木県下野新聞サイト「SOON」によると、視力障害者の福祉対策に尽力している“宇都宮ライオンズクラブ”が11月10日に、円形カッターで献眼者の眼球から角膜だけを摘出することができる「マイクロケラトロン電動トレパン装置」を、獨協医大に贈呈しました。装置の値段は約400万とのことです。
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WTL photos' photostream(画像はイメージ)
献眼の尊い気持ちを大切に
「マイクロケラトロン電動トレパン装置」の導入は日本全国でも27台目で、関東では初となります。これまでの角膜移植では、献眼者から眼球を取り出さす処置が行われていましたが、この装置は角膜だけを切り取ることが可能なため、出血もなく摘出手術の時間短縮にもなります。
また、眼球が全摘出ではなくなるため、献眼登録者の方や遺族の方々の気持ちのケア面もフォローされるとのことです。栃木アイバンクでは、栃木県内の献眼登録者は10月末の時点で2万4107人となっており、角膜移植待機者数は県内で64人。同アイバンクからの献眼者は676人で、移植手術により視力をとりもどされた方は1146人に上っています。

下野新聞 SOON
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20101111/413383獨協医科大学
http://www.dokkyomed.ac.jp/