越前和紙を用いた眼鏡
福井新聞によれば、福井県鯖江市二丁掛町の田中政弘さん(35)が、フレームに越前和紙を用いた眼鏡「眼具(がんぐ)」を開発したと伝えた。
(※写真はイメージ)
眼鏡製造業に携わっていた田中さんは3年前から同フレームの製作に着手。眼鏡技術者の吉田裕一さん(55)の助言を聞きながら開発を続け、完成に至った。魅力は”紙の数だけデザインがある”ことだという。
写真や絵を印刷した紙も使用可能
フレーム全体を和紙の図柄にもできるし、写真や絵を印刷した紙を使用することも可能だ。紙の厚さを変えて製作すれば、好みのフレームの太さにもできる。また、沢田佐治兵衛漆器店の協力を得て越前漆器の表面加工技術を応用して強度や耐水性を高めている。
「眼鏡、和紙、漆器それぞれの産業が活性化するきっかけになれば」
と福井新聞の取材に対し、田中さんは期待に胸を膨らませコメントしている。
価格は7~8万円を予定。今後はインターネットや眼鏡業者への売り込みで販路を開拓していく。問い合わせは田中さん(090(6814)7874)まで。

福井新聞
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