UDのカレンダー
色覚障がいは、日本人では男性の4.50%・女性の0.165%が先天赤緑色覚異常で、日本全体では約290万人が存在すると推定されています。こういった色覚障がいにより見えにくいとされている、赤色をオレンジ色に変えるなどの工夫を取り入れたユニバーサルデザイン(UD)対応カレンダーを佐賀県鹿島市にある松浦印刷が制作しました。
(画像はイメージ)
UDが身近になると“優しい社会”へ
佐賀新聞によると、カレンダーは色覚障害者には黒く見える赤色→オレンジ色で表示し、一般のカレンダーに比べて休日部分が鮮明に見えるように工夫したとのことで、文字も大きくわかりやすい書体で、高齢や弱視の人にも見やすくしたそうです。
カレンダーは卓上・壁掛け・ポケットダイアリーなど豊富な7種類。松浦印刷は、
「全国印刷工業組合ではUD化を推進しており、先行して商品化できた。だれもが見やすく使いやすい印刷物を発行し、人に優しい社会づくりに貢献したい」
と話しており、色覚障がい者をとりまく社会がUDや企業の努力によって、優しいものへと変化しているのではないでしょうか。

佐賀新聞
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1744499.article.html松浦印刷株式会社 ファイン鹿島
http://www.creative-fine.com/company/kashima.html