トリックアートで事故防止
錯視・・・いわゆる「目の錯覚」は、視覚が正常にも関わらず、得た情報を実際と異なる情報として認識してしまうことをいいます。この錯視を利用した交通事故防止策がカナダで実験が開始されました。
カナダの地域団体が、交通事故から子供を守ろうとドライバーへの注意喚起を目的としたこの試みは、道路に「少女がボールを追っている絵」を描くことなのですが、この絵が運転中のドライバーから見ると、立体的に飛び出すように見えるトリックアートとなっているのです。
この実験には「気味が悪い」「恐ろしい経験」といった批判もあるそうですが、描かれた道が小学校のスクールゾーンということもあり、小学校のデイビット・ランミュア校長は生徒の安全のため、と好意的に実験を受け入れているようです。
錯視を見ると脳に刺激
錯視の「実際と異なる情報の認識」は目で見ているのではなく「脳」がみている、といえます。錯視で脳を活発化させることにより、視力回復にも役立つことにつながります。
イリュージョンフォーラムでは、さまざまな種類の錯視を閲覧することができるので、脳や目をリフレッシュさせたいときに錯視を利用してみてはいかがでしょうか。

バンクーバー・サン(英文)
Phantom of the roadway has West Van drivers brakingイリュージョンフォーラム
http://www.brl.ntt.co.jp/IllusionForum/