“他人の視線”を口元や目元に誘導
カネボウ化粧品・メイクアップ研究所は慶應義塾大学福田亮子研究室との共同研究において、メイクが“他人の視線”を口元や目元に誘導し、スキントラブルへの注視を回避させていることを科学的に証明したことを明らかにした。
同研究では他人顔への一般的な視線の動きについて解析を行った。その結果、全般的に目元や口元、鼻に視線が集中することが判明。
男女別傾向としては、男性は両目と鼻の付け根の中間付近に視線が集中し、女性は目元の化粧感、口元、さらに肌の細かい部位まで観察していることが明らかとなった。
スキントラブルへの視線は減少
さらに、メイクアップを「ファンデーションのみ」「ファンデーション+コンシーラー」「ファンデーション+目元メイク」「ファンデーション+口元メイク」と場合分けをして視線を解析。目元や口元にメイクを施した場合、視線は目元や口元に集中し、スキントラブルへの視線は減少すると判明した。
同研究結果は20日から23日まで開催される「第26回IFSCC Congressブエノスアイレス大会」にて発表される。
(編集部:奥瀬 加那)

カネボウ化粧品
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