ユーザーも知識が必要
ドラッグストアには多種多様の目薬が陳列しています。特にソフトコンタクトレンズユーザーは、装用中でも手軽に点眼可能な目薬を好んで購入する傾向にあります。
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しかし、成分の何が良くて何がいけないのか漠然とした解釈で使っていませんか?使用上の成分内容を理解しておけば、安全に目薬を使うことができます。
気をつけるべきは防腐剤と血管収縮剤
眼科専門医・ワタナベ眼科のHPによると、使って良いのはロートCキューブなどの「涙型目薬」とされています。これらは涙に似せた成分と防腐剤が入っているだけなので、目に悪影響を与えることなく安心して使用できます。涙より浸透圧の強い目薬はコンタクトレンズから水分を奪って、変形させてしまう恐れがありますが、「涙型目薬」は成分調整をしているため大丈夫です。病院での処方での「涙型目薬」はソフトサンティアといいますが、こちらは防腐剤が一切配合されていないため、使用期限がありますので気をつけましょう。
充血をとる、と箱表記されたものには血管収縮剤が含まれているのがほとんどで、コンタクトレンズ使用者には不向きとされています。血管収縮剤は白目の血管を収縮させ、眼への酸素の供給を減少させてしまいます。よって、コンタクトレンズ装用時の眼はさらに酸素不足に陥ってしまうのです。
購入の際には上記の点に気をつけて、目薬を安心・安全につかいたいですね。
眼科専門医・ワタナベ眼科
http://www.ss.iij4u.or.jp/~contact/index.htmlVDT症候群と目の病気
http://www.vdt-life.com/dry_eyes/megusuri.htm