2つの数値の違い
コンタクトレンズには
「DK値」と
「Dk/L値」があります。コンタクトのCMなどで、「酸素を瞳に通す」という言葉を耳にしたことがあると思います。「DK値」は酸素透過係数・「Dk/L値」は酸素透過率という、酸素透過性の具体的数値なのです。
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da bzzz's photostream(画像はイメージ)
「DK値」が素材そのものの酸素透過率を表し、「Dk/L値」は加工した素材がどれだけ酸素を通すようになったかを知ることができる数値です。「L」はコンタクトレンズの厚さで、「Dk値」をレンズの厚さで割った「Dk/L値」で、そのコンタクトレンズの酸素透過率がわかるという仕組みです。
瞳に必要な酸素をどれだけ透過させるかがクローズアップされがちですが、コンタクトレンズにとって「涙液交換」や「含水率」も大切な条件です。
次世代素材「シリコーンハイドロゲル」
従来のコンタクトレンズは酸素透過性のない素材でできていたために、素材が持っている水の成分に依存していました。しかし近年になって発表された新素材
「シリコーンハイドロゲル」はこの問題をクリアするのです。
コンタクトレンズ教室によると、
水よりも酸素透過性が非常に高いシリコンと従来のハイドロゲルを合体させる技術が開発され、非常に高い酸素透過性のある新しいソフトコンタクトレンズができました。
シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズは従来のソフトコンタクトレンズに比べて数倍~十倍の酸素透過性を持つソフトコンタクトレンズです。
まさにソフトコンタクトレンズの理想素材といえます。
メリットばかりではありません。デメリットのひとつに「非常に脂質が吸着しやすい」つまり汚れやすい特徴があります。とくに女性は化粧汚れがつきやすい傾向があるようです。従来より丁寧なケアが必要となります。

コンタクトレンズ教室
http://www.aki-net.co.jp/contact_lens/class09/le9_07.html