遠近両用メガネTruFocals
アメリカのScientific Americanによれば、アメリカ航空宇宙局(NASA)は画期的な遠近両用メガネTruFocalsをテスト中だという。
同メガネはレンズとレンズをつなぐブリッジのつまみをスライドさせるだけで、老眼の人でも遠くから近くまで自由自在にピントをあわせることが可能。レンズ全体でピントがあうため、通常の遠近両用メガネとは違い、レンズのどこをみてもクリアな視界が得られる。
どこを見てもピントがあう
NASAが同メガネに関心を寄せる理由はレンズのどこを見てもピントがあうという点だ。スペースシャトルや宇宙ステーションの高い計器類も自然な姿勢でくっきり見ることが可能となる。
同メガネは人間の目の仕組みを応用し、レンズが二重構造になっている。人間の目がものを見るときに水晶体の厚さを変化させているが、その動きをブリッジ部分のつまみで行う。
遠近両用メガネではピントがあうのが一部のため、視界が狭くなりがちであるが、同メガネならば全体でピントを合わせるため、快適に過ごすことができるという。

TruFocals(英語)
http://www.trufocals.com/Scientific American(英語)
http://www.scientificamerican.com/