ユニバーサルデザイン
近頃、「つたわるフォント」というロゴの入った商品があるのをご存知でしょうか?「つたわるフォント」とは博報堂と株式会社タイプバンク、慶應義塾大学が共同で開発したフォントであり、高齢者や弱視などの視覚障がいを持つ人たちに、読みやすく・情報を伝えることを目的として開発されたものです。
通常のフォントとどこが違うのか
excite.ニュースによれば、同フォントにどのような工夫が施されているのかというと、例えば
●文字のつながりをとって明るくする
●漢字とカナの大きさや形状の差別化
●似た形状のものを判別しやすいデザインに(ツ・ソなど)
●濁点と反濁点の区別をはっきり
など、細やかな気配りともとれる多様な工夫をしているとのことです。また、開発した博報堂が、
商品パッケージや取り扱い説明書などの文字が小さく読みにくいと感じている生活者の不満、また、それに伴う企業のマーケットロスに対する提案
と言うように、「つたわるフォント」は時代が求めた新しい文字なのではないでしょうか。
すでに日立グループではカタログ類や電子レンジ・洗濯機・炊飯器など一部商品の本体操作部に同フォントを採用しており、今後も「つたわるフォント」を使った、目に優しい文字を目にする機会が多くなりそうです。

博報堂 ユニバーサルデザイン
http://www.hakuhodo-ud.org/ja_index.htmlexcite.ニュース
http://www.excite.co.jp/News/bit/E1280059653428.html