
株式会社わかさ生活は、目の総合健康企業としてルテインの機能性研究を継続的に行なってきた。慶応義塾大学医学部眼科学教室との共同研究において、「ルテインが網膜の視機能を保護するはたらき」を明らかにし、2010年8月5日、第31回日本炎症・再生医学会で発表した。
活性酸素は目にも影響が
紫外線、ストレス、喫煙などにより、体内では活性酸素が過剰に発生。この活性酸素に、体の免疫機能が反応し、炎症が起こる。代表的なものとして、皮膚の湿疹やアトピー性皮膚炎、胃炎、肺炎などがあげられる。
また、目でも炎症は起きる。結膜炎、充血、ぶどう膜炎を始め多くの病気を引き起こす。特に網膜に炎症が起きると、視機能が著しく落ちるために問題になるという。
網膜に起きる炎症に着目
網膜にはロドプシンというタンパク質が存在する。これは、光を電気信号に変換し脳に伝えるなど、視機能に重要な役割を果たす。長時間にわたり目を酷使した場合、また炎症や糖尿病網膜症により目の組織に異常をきたすとロドプシンは不足し、これが眼精疲労や視力低下の原因となり、時には失明にいたるケースもあるという。
実験によると、網膜に炎症の起きたマウスにルテインを継続摂取させたところ、ロドプシンの発現量が維持されることがわかった。
この結果により、ルテインが炎症による網膜の視機能障害を予防することが明らかになった。水晶体や黄斑部への保護作用に続き、網膜への保護作用に期待が高まる。

わかさ生活-
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