高齢者が抱える医療負担問題
高齢者というのは、特に痛みを引き起こさない限り、視力の問題をあまり気にすることがないのが現状である。米国眼科学会によると、年に一度の検診が平均150ドルで実施されているそうだが、メディケア(高齢医者向け医療保険制度)では、定期健診や眼鏡、処方箋等の費用は保険でカバーされないという理由で、多くの高齢者はそれらの負担を減らそうと検診を延期しているようだ。
高齢者に対する制度の改善
現在、米国眼科学会は25年続いたアイケアアメリカプログラムを通して、高齢者の自己負担費用受け取らずに患者の診察や年に一度の定期健診を行ってくれる7000もの眼科医のネットワークを維持している。医師たちはメディケアや全額負担の他の保険使用を認めており、無保険の患者の場合、まったく支払いの必要がない。これにより、去年は約14000人もの高齢者らが眼科検診や治療を受けたという。
プログラムに加入するには
患者は65歳以上で、3年間眼科医で診断を受けていない市民または合法の米国居住者でなければならない。患者は保険維持機構(H.M.O)に属することはできず、また退役軍人省を通しての眼科医療を受けることはできない。それから、患者やその家族はオンラインのみでできるプログラムに申し込みむため、コンピュータへのアクセスが必要となる。そして、約2週間後に地元の医師が診察を行うそうだ。

ニューヨーク・タイムズ(英語)
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