
2010年7月20日放送の「たけしの家庭の医学」で「紫外線がもたらす意外な病気」を取り上げた。
手術を余儀なくされる「翼状片」
初めて聞く人も多いのではないだろうか。
目の角膜の部分が炎症を起こし、異常に増殖してしまい、黒目にまで白目が侵入してくる病。充血や乱視、ドライアイなどの症状をともない、放置しておくと視力の低下を招いたり失明の恐れもある。
その大きな原因といわれるのが紫外線なのだそう。
沖縄では40代以上のおよそ30%がかかっていると推測されているそうだ。
紫外線が目に及ぼす影響
紫外線を浴びると角膜の細胞の一部に細胞を破壊する活性酸素が発生し、炎症が起こる。通常は元に戻るのだが長時間浴びるなど刺激が続くと、修復が追いつかず炎症が慢性化。黒目に白目の部分が覆いかぶさるようになってくると完治するには手術が必要とのこと。
認識を新たに
勘違いしやすいものに、屋外に出る時間帯がある。紫外線が一日の中で最も多いのは午前10時から午後2時の時間帯。だが、目に入ってくる紫外線の量はじつは朝や夕方の方が多い。
頭上に太陽がある場合、直射日光はあまり目に入ってこない。だが、朝や夕方は視線の先に太陽が位置することになる。直射日光が目に入りやすくなり、紫外線が角膜を痛めつけてしまう。
日差しが和らいでいる時間帯が目に最も紫外線が影響を与える時間帯となる。朝や夕方でも帽子やサングラスを使用し、紫外線対策を考える必要があるのではないだろうか。
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