アイケア効果を発見。
昭和電工株式会社(以下、昭和電工)は、水溶性ビタミンE誘導体
「TPNa(R)(ティーピーエヌエー)」に
目のクマへの改善効果を発見しました。現在、化粧品原料として販売されている
TPNa(R)を、アイケア用途の化粧品原料として出荷を開始しました。
抗炎症・保湿に加え。
昭和電工が開発した
TPNa(R)は、独自構造を持つ水溶性のビタミンE誘導体です。厚生労働省より2004年に、肌荒れ防止効果を持つ医薬部外品主剤として登録認可されています。化粧品へ配合することで、抗炎症・保湿が期待できるため高い評価を受けてます。
「目のクマ」は手強い相手。
目のクマは、その原因から3つに分類されます。青クマは血行不良から、茶クマは血液由来の色素性沈着物に由来、黒クマは肌のたるみや皮膚のへこみなどの影に由来しています。そして、これらがお互いに複雑に関連して肌に表れています。
要因が複数であるため、クマの改善につながる製品開発は、それぞれに効果があるものの混合物が主体でした。
そのような中、同社は
TPNa(R)が、それ単体で複数のクマ改善に多角的に効果を発することを発見しました。
血行不良の青クマへは、血行促進作用から代謝改善につながるため効果が期待できます。色素性沈着物が問題である茶クマの場合は、この色素性沈着物の分解・除去に関わる酵素を増加させる効果が明らかになりました。4週間の臨床試験の実施では、82%の被験者にクマ部位の明度の改善が見られました。
今後の予定として。
フロリダ州オーランドで開催される国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)、バンコクで開催されるin-cosmetics Asiaの企業出展ブースで、
TPNa(R)のクマへの改善効果を紹介する予定となっています。
(画像はプレスリリースより)
昭和電工 ニュースリリース
http://www.sdk.co.jp/news/2016/16011.html