緑内障は、早期発見・早期治療が大切
緑内障は、眼圧が高くなって視神経が圧迫され、視野が狭くなる目の病気。治療をせずに放置すると失明に至るとこともあり、日本の中途失明原因の第一位(2005年)として恐れられている。
40歳位上の成人が緑内障にかかる率は5%、中高年に起こりやすい病気の代表格である。
緑内障は少しずつ見える範囲が狭くなっていくため、自覚症状が起こりにくい。時々、片方の目だけで見え方をチェックし、右目と左目で見え方が違うようなら眼科医に相談しよう。また、40歳を過ぎたら、自覚症状がなくても、
年に1度は定期的に眼科検診を受けることをおすすめする。
緑内障の治療は、視神経の圧迫を抑えて病期の進行を止めることから行われる。このため、まず、眼圧を下げる効果のある薬剤を点眼する。
Rhoキナーゼの活性化を抑えて眼圧を下げる
興和株式会社は10月10日、緑内障などの眼圧を下げるRhoキナーゼ阻害剤「K-115(一般名:リパスジル塩酸塩水和物)」を開発し、厚生労働省に製造販売承認を申請したと発表した。
Rhoキナーゼ阻害剤とは、血管を収縮させる働きをするRhoキナーゼと呼ばれる酵素を阻害して、眼圧を下げる点眼液。世界初のRhoキナーゼ阻害剤として、期待される。
興和は、
本剤を市場に投入することで、患者さんに緑内障・高眼圧症治療薬の新たな選択肢を提供したい
(「プレスリリース」より引用)
と意気込みを語っている。

興和株式会社のプレスリリース
http://www.kowa.co.jp/news/2013/press131010.pdf興和株式会社
http://www.kowa.co.jp/