年に一度の眼科検診が、あなたの目を守る
10月10日は目の愛護デー。今年のスローガンは、「
ちょっと片方の目で見てみよう!右目と左目、同じですか?」というもの。
2大失明原因といわれる「緑内障」と「糖尿病網膜症」は、初期のうちは自覚症状が全くないため、知らないうちに症状が悪化するというケースも多い。日本眼科医会では、“
年に一度は眼科検診を受けよう”と呼びかけている。
また、バイエル薬品株式会社は「目の愛護デー」に先駆けて、目の健康に関する意識調査を実施した。50代から70代の男女を対象に調査したもので、これによると、過去1年に視力検査を受けた人は63.5%と6割以上だった。
しかし、眼科で専門医による検診を受けた人は、全体の43.0%と低い。さらに、「きっかけや症状はなかったが定期的な検査として受けた」人は全体の10.6%にとどまっており、
目の疾患を早期に発見するための行動が十分に取られていないことが明らかになった。
(画像は、バイエル薬品のプレスリリースより)
右目と左目、見え方は同じ?
目は、良い方で悪い方をカバーしてしまう傾向があるため、症状が軽いうちは深刻な目の疾患でも気づかないことが多い。
早期発見・早期治療が、治療効果を高める一番の方法だといわれている。時々、
片方の目だけで見え方をチェックし、右目と左目で見え方が違うなど、気になることがあれば、直ちに眼科医に相談しよう。
「加齢黄斑変性」といった、加齢に伴う目の病気への注意も必要だ。「
加齢黄斑変性」は、加齢により網膜の中心部である「黄斑」に機能障害が起こり、ものが見えにくくなる。
関西医科大学医学部 眼科学教室 髙橋寛二 主任教授は
気になる症状がなくても50歳を過ぎたら定期的に眼科で検査を受けることも大切です。
(バイエル薬品のプレスリリースより引用)
とアドバイスしている。

公益社団法人日本眼科医会
http://www.gankaikai.or.jp/バイエル薬品株式会社のプレスリリース
http://byl.bayer.co.jp/html/press_release