グーグルアースは軍事衛星だったのか!?
2月7日の国会予算委員会で質問に立った民主党・原口一博衆議院議員の発言が、誠に香ばしいとインターネットで話題になった。
原口議員は、中国艦レーダー照射の事実が官邸に報告されるまで時間がかかったことを追求し、
もう相手に場所、わかってるじゃないですか。
だってレーダー照射までしてるんだから。
グーグルアースかなんかで見ればわかりますよ。
どこに日本の艦船がいたか。(「衆議院インターネット審議中継」より)
と発言した。原口議員はグーグルアースが軍事衛星並みの働きをしていると捉えているようだ。残念ながら、グーグルアースは軍事衛星ではなく、したがってリアルタイムで映像を流しているわけではない。
しかし問題は、原口氏が安倍政権を糾弾する立場にあるかどうかということだ。原口氏は
私はどこの政党を特定して避難しているのではない
(「衆議院インターネット審議中継」より)
と強調しているが、それもそのはず。中国によるレーダー照射は、民主党政権時代から繰り返し行われていたからだ。
しかも、昨年9月11日の尖閣諸島国有化以前の菅政権の頃から、中国による威嚇は繰り返されていたという。
レーダー照射は菅政権からあった
6日、関西テレビ放送の「スーパーニュース アンカー」に出演した青山繁晴氏が
9月の尖閣国有化前から、菅政権の頃から、照射は行われている。中国は紛争を起こして問題化するのが目的(「片山さつき Official Blog」より)
と語ったことについて、片山さつき衆議院議員は
青山さんは、確たるソースがあるということで仰っておられますが、防衛省自衛隊が、この真偽にコメントすることは、極めて困難というか、できないことをご理解いただきたいと思います。(「片山さつき Official Blog」より)
とオフィシャルブログで語っている。
自衛隊は管政権、野田政権、安倍政権、いずれの場合もすみやかに報告をしたが、民主党は一切公表しなかった。
原口氏の質問に対し、安倍首相は
中国側もこういう事案においては国際社会において、ある種の宣伝戦的な要素があるのも事実だろう。
そういう観点は日本の外交安全保障において欠落していた観点だと思いますので、秘密主義に陥るのではなく、日本の立場を強固にするものとして、中国の問題行動に関して我々は積極的に公表する(「衆議院インターネット審議中継」より)
と応じた。秘密主義で事実を握りつぶしてきた民主党に言われる覚えはないということだろう。

衆議院インターネット審議中継
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.片山さつき Official Blog
http://satsuki-katayama.livedoor.biz/