花粉症による目のかゆみについての調査
総合医療メディア会社の株式会社 QLifeは、
花粉症による目のかゆみについてのアンケート調査を実施した。
調査では、多くの人が「
花粉症の目のかゆみ」に悩んでいるにもかかわらず、約半数が病院を受診せずに「
我慢」していることがわかった。花粉対策も、かゆみなどの症状が出てからの対症療法がほとんどだ。
しかし、治療を受けた人の満足度を尋ねたところ、「
病院受診かつ初期療法を実施」したひとの満足度が最も高く、症状が出てからの「病院受診」、「病院受診せず、市販の点眼薬などを使用」しただけの人の順で満足度は下がっている。
このことから、
花粉症の目のかゆみには、我慢をせずに早めに治療を受けることが望ましいといえるだろう。
眼科医と、花粉症戦略を練ろう
「
目のかゆみ」と「鼻水」は花粉の2大症状だが、花粉症の人が治療を受けるのは、「耳鼻科」と「内科」が大半だった。
「目のかゆみ」を抑えるためには、
抗アレルギー点眼薬を「初期療法」から用いると効果が期待できる。そのためには、あなたの目の状態を良く知る「
かかりつけの眼科」を持つことが大切だ。
毎年、つらいかゆみに悩まされることがわかっているのに、花粉シーズンが早く終わることを祈りながらひたすら我慢する「受け身」の対処法を、来年から変えてみるのも一考だ。
花粉症対策について、今回の調査を監修した東京女子医大眼科室教室の高村悦子教授は、
症状が出てからその症状を治す対症療法的な考え方よりも、飛散がピークになる前に眼科を受診し、しっかりと“準備”をして花粉を迎え撃つ、という考え方の方がより効果的です。その“準備”の1つとして、抗アレルギー点眼薬による初期療法があります
とコメントしている。

プレスリリース/株式会社QLife
http://www.qlife.co.jp/news/121207qlife_research.pdf