「見る」喜びを伝えたい
石川県金沢市内にある眼鏡店の有志が、市民団体「アイビジョンプロジェクト(EVP)石川」を発足させ、地域住民の目を守る活動を行なっている。プロの立場から正しい「目の知識」を伝える市民団体の取り組みは、全国でも珍しい。
パソコンやスマートフォンなどの急速な普及で、目を酷使する人が増えている。コンピュータなどのディスプレイ作業が原因で起こる症状はVDT症候群と呼ばれており、社会問題にもなっている。
VDT症候群ドライアイや充血など目の症状だけでなく、首や肩のこり、食欲減退、抑うつ症状など体や心にも支障をきたすことがある。
テクノストレスから目を守ろう
このような社会状況を背景に、目に関する正しい知識を伝えたいとの願いから、金沢市内にある5つの眼鏡店の有志がEVPを結成した。
今年から本格的な活動をスタートさせ、視力の保護や眼病予防などの情報を発信したり、老人介護施設でのボランティア活動、セミナーの開催などに取り組んでいる。
代表の北上雅義さんは
先進国に比べ、目に対する教育環境も乏しい。見えている人も、眼鏡の有無にもかかわらず、知っておくべきことがある(「中日新聞」より引用)
と、目の大切さを伝える啓蒙活動の重要さを指摘しており、
目の使い方や効率がよくなると、仕事の能率や集中力が上がるなどメリットも大きい。活動を通じ、目への関心を高めていければ(「中日新聞」より引用)
と語っている。

アイビジョンプロジェクト-EyeVisionProject 石川
http://www.eyevision-pro.jp/中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article