自民党支持率上がるも、安倍氏は評価されず
日本経済新聞社とテレビ東京は、民主と自民のダブル党首選を受け、緊急世論調査を実施した。
調査は26、27の両日に全国の成人男女を対象に電話で実施。有権者がいる1403世帯から856件の回答を得た。
次期衆院選で投票したい政党や投票したい候補者がいる政党を聞いたところ、自民が35%で最も多かった。2位は民主党の14%。橋下徹大阪市長が率いる新党「日本維新の会」は12%で3位となった。
自民の政党支持率も37%と、2009年の野党転落から最も高い支持率を記録した。ただ新総裁に安倍晋三元首相が選ばれたことを「評価する」とした人は38%で、「評価しない」の49%を下回っている。
(画像:Amazon)それでも野田首相より安倍氏のほうがマシ
民主党の支持率は19%。前回調査より2ポイント下落した一方で、党代表に野田佳彦首相が再選されことを「評価する」人は48%と半数近くが評価した。「評価しない」は39%だった。
次期衆院選後の首相に野田首相と安倍氏のどちらがふさわしいかを聞いたところ、安倍氏が41%、野田首相が28%。「どちらでもない」と「いえない・わからない」が、合わせて31%あった。
国政進出に乗り出して注目が集まる日本維新の会に「期待する」人は45%、「期待しない」が44%で意見はほぼ半分に分かれた。
テレビ朝日の「報道ステーション」が実施した9月の世論調査では、自民党31.1%、民主党19.7%、日本維新の会4.7%。「支持なし、わからない、答えない」が36.0%だった。
(画像:Amazon)タカ派の自民党トップに警戒感も
自民党の新総裁に就任した安倍氏は27日、幹事長に石破茂氏を起用した。タカ派ナショナリストのツートップ体勢に警戒する声も聞こえてくる。国内マスメディアでは、アンチ安倍を標榜する朝日新聞は早速、新総裁叩きを開始しており、国外では、米AP通信が安倍氏について
タカ派でナショナリストで知られる(「MSN産経ニュース」より引用)
と評している。また、中国の華僑向け通信社である中国新聞社は
安倍氏は最近、領土問題と歴史問題に関して、頻繁に野田政権を批判している。世論からは、現在日本で最も保守色の強い政治家の一人で、安全保障や対中関係では文字通りの“タカ派”とみられている(「MSN産経ニュース」より引用)
韓国の中央日報も
日本自民党の新しい陣容が50歳代の“右翼ツートップ”体制で組まれた
と報じ、日韓ともに警戒心をあらわにした。

日本経済新聞
http://www.nikkei.com/articleテレビ朝日
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/poll/201209/index.htmlMSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/中央日報
http://japanese.joins.com/article/