42度のシャワーが疲れ目を和らげる
42度のシャワーで目の周りを温めると一時的に視力が回復し、目の疲れも和らぐことが、東京ガス・都市生活研究所と千葉大学の共同研究で明らかになった。
共同研究では昨年11月、20代の男性10人を対象に実験を行なった。まず、エクセルシート内の特定の細かな文字を20分間継続して検索するパソコン作業を行ない、目を疲れさせた。
その後、何もしなかったグループと42度のシャワーを目の周囲に6分間当てたグループ、32度のシャワーを目の周囲に6分間当てたグループの、3つのケースの差を調べた。
その結果、42度のシャワーを眼の周囲に当てた場合、作業による疲労で約0.15度低下した視力が、シャワー直後には
普段の視力より約0.1度上回って回復した。
32度のシャワーでも視力の回復は見られたが、普段の視力に戻るまでには至らなかった。
シャワーなしの場合は、視力の回復に最も時間がかかった。
目がショボショボする感覚も42度のシャワーを当てた場合がもっとも早く回復した。
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Krikit ♥ via
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高温の水圧効果
都市生活研究所は
シャワーの水圧によるマッサージ効果より、温熱効果が目の回復に影響している。シャワーの熱は、目の水晶体を調節する毛様体筋(もうようたいきん)のような小さな筋に伝わりやすい(「MSN産経ニュース」より引用)
と分析しており、
浴槽入浴しながら、42度のシャワーを目の周囲に当てると、体や脳とともに、目の疲れを癒やすのに効果がある(「MSN産経ニュース」より引用)
ということだ。

プレスリリース/東京ガス株式会社
http://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20120822-01.htmlMSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/