ヒラリーの情報提供は2頭
アフリカ北東部ソマリアを拠点に活動するアルカイダ系のテロ組織「アル・シャバブ」が、アメリカの
オバマ大統領と
クリントン国務長官の居場所を提供すると、報奨として「ラクダ」を贈呈すると表明した。
イスラム過激派系のウェブサイトに音声の声明を掲載したもので、報奨のラクダはオバマ氏に関する情報提供には「
10頭」、ヒラリー・クリントン氏の場合は「
2頭」を贈ると約束した。
地元大学の報告書によると、ソマリアでラクダ1頭の値段は平均
700米ドルだそうだ。日本円に換算すると約5万5300円になる。オバマ大統領には55万3000円、クリントン国務長官には11万600円の価値しかないとあざけっているのだろう。
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アルカイダと組織統合で今後の動向に目が離せない
この声明は、アメリカ政府が先日行った、「
アル・シャバブ」の幹部に関する情報提供者に報奨金を送るとの発表を揶揄したものだと思われる。
今年の2月、アル・シャバブの創始者
アハメド・アブディ・アウ・モハメド司令官とアルカイダ指導者の
アイマン・ザワヒリーは、両組織を統合するとの声明を発表した。
このため米国務省は、モハメド司令官の居所を知らせる情報に
700万ドルの懸賞金を、幹部6人に関する情報提供には300万ドルから500万ドルの報奨金を支払うと公表した。
アル・シャバブのボスに700万ドルなら、アメリカ大統領には
700ドルの報奨金で充分、ということだろうか。

CNN.co.jp
http://www.cnn.co.jp/fringe/30006917.html