見つめすぎには、気をつけて
パソコン作業などによる目の疲れに悩む人が増えている。眼精疲労は、近くのものを長く見続けたために、目の焦点を合わせる
毛様体筋が緊張して起こる。
症状が重くなると、首や肩が凝ったり、頭痛、吐き気、腰痛、倦怠感など、目だけでなく
全身に症状が現れることも多い。
(photo credit:
Harald Groven via
photo pin cc)
疲れ目を解消するためには、長時間同じ姿勢で近くのものを見ないことが大切だ。1時間ごとに数分の休憩を取り入れ、体と目を休めてあげよう。
とはいっても、仕事中に頻繁に休憩を取るのは難しい。そこで、体の内側から疲れ目を解消するための、
目の健康に必要な栄養素をご紹介しよう。
疲れ目に効果のある食べ物
ビタミンAは「目のビタミン」と呼ばれ、目にはとても大切な栄養素だ。目の粘膜を守り、網膜の新陳代謝を促す。また、涙の量を一定に保つ働きもある。ビタミンAを含む食品の代表的なものは、
レバー、モロヘイヤ、にんじん、小松菜などがある。
ビタミンB1は、視神経のエネルギー代謝を良くし、目から脳への神経伝達機能を正常に保ってくれる。ビタミンB1を含む食品には
豚肉、落花生、大豆、うなぎ、ぶりなどがある。
ビタミンB2は、目の細胞の再生を促し、粘膜を正常に保つ。目の充血を防ぐほか、疲れを回復させる働きもある。ビタミンB2を多く含む食品には
レバー、うなぎ、納豆、卵、牛乳などがある。
ビタミンCは水晶体を透明に保ち、血管を強くする。ビタミンCを多く含む食品には
パセリ、ピーマン、ブロッコリー、キウイフルーツ、レモンなどがある。

全国健康保険協会
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/13,102343,103,653.html