節電にはテレビ放送局の協力が必要?!
駒沢大学准教授の山口浩氏が、“夏の節電対策に
テレビ放送を休止しては?”と提案して話題になっている。この発言は4月24日、氏が執筆している提言型ニュースサイト「BLOGOS」に掲載されたものだ。
氏は、テレビ朝日系の報道番組「報道ステーション」が、家庭やオフィスでできる節電提案を放送したのを受け、その姿勢を評価した上で、
テレビにはまだできることがあるはずだ。もっと直接的に。いうまでもない。それは、夏の電力需要のピーク時間帯に、テレビ放送を休止することだ。
と述べ、電力需要が最大になる午後2~4時の時間帯のテレビ放送の休止を提案した。
photo credit:
Helga Weber via
photo pin ccテレビ局側は「検討していません」
4月30日付けの「J-CASTニュース」によると、現在、テレビ放送界では休止に向けた動きは見られない。「J-CASTニュース」の取材に対し、日本民間放送連盟の会長室広報担当者は、
現時点で、対策は検討していません。今後についても未定です
NHKの広報部では、
現時点では、番組編成の上でお伝えできるものはありません。どのような電力供給になるのか分かりませんので、お答えしようがないです。節電対策をやることになれば、何らかの形で発表します
と回答している。
photo credit:
Stuck in Customs via
photo pin ccネットユーザーの間では賛成の声が多数
山口浩氏の提案は、インターネットを介して広まっており、多くの人から注目を集めている。
2ちゃんねるやTwitterでは「賛成」、「オイルショックの時もやってたんだ。別に実施しても問題なかろ」などの賛成意見が目立つ。
しかしテレビ局側には
電力の需給状況や、緊急事態発生時にみんなに知らせるという役割がある。これに対して、インターネットユーザーはどのように考えているのだろう。
報道の義務に関して、「ラジオで十分だから。安心して休め」、「ピーク時間帯は『電力の需給状況のみ』を放送すればいいんじゃん 」などの書き込みが見られた。
茂木健一郎氏は反対
また、茂木健一郎氏は、山口浩氏の節電対策への提案に対してTwitterで
こんな思いつき程度のことで電力需給をシステム的に安定化させることができるはずないじゃん。知的密度低し
と反論している。節電対策に関しては、さまざな意見があることと推察するが、夏の電力需給時の節電が大切であるこことに異論を唱える人はいないのではないか。

BLOGOS(ブロゴス)
http://blogos.com/article/37475/J-CASTニュース
http://www.j-cast.com/2012/04/30130577.html?p=all2ちゃんねる
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1335750333/Twitter/検索-テレビ放送 休止
https://twitter.com/?lang=ja&logged_out=1#!/search茂木健一郎 (kenichiromogi) on Twitter
https://twitter.com/#!/kenichiromogi/status