犬の目
「犬の目」という落語があります。江戸時代の記録にも残っている古典落語ですが、演者の持ち時間が少ないときや、早く高座を下りる必要のあるときなどに演じる、いわゆる「逃げ噺」のひとつ。
目医者に行くと目を取りだして洗ってもらうことになりますが、洗ったので、ふやけてしまい元に戻らなくなります。
外で乾かしていると犬がその目玉を食べてしまったので、目医者はその犬の目を患者に戻すというお話です。
落ちは江戸時代の記録では「古紙回収業者をみると吠えたくなってしまう」(江戸時代の古紙回収業者はゴミも回収していたので、犬にとっては餌を盗んでいくことになるので吠えたくなると言うことから)でしたが、現在では「電柱をみると、小便がしたくなる」に変化しています。
犬が見つめる?
飼い犬が自分を見つめていると感じたことはありませんか?これは犬には何か伝えたいことがある場合には目を見せる習慣があることが京都大学の報告で分かっています。
可愛いので、写真を撮ろうとすると赤目になってしまうことがあります。これはフラッシュが原因です。
フラッシュの光は突然なので、光量を調節する目の虹彩によって瞳孔を閉じる前に光が届いてしまいます。そのため、光は血管が多い網膜に直接届き、光で照らされた網膜が写真に写され、赤くなる分けです。この原理は眼底検査に応用されています。
フラッシュとカメラがある程度離れているとこの現象を避けることができます。
携帯電話にはワンタッチで赤目を補正する機能が付いていることがよくあります。これは携帯電話ではフラッシュとカメラの位置が近いことによります。
(画像はイメージです)