色が変わるサングラス
室内では普通のメガネですが、屋外などの明るいところに出るとサングラスになるメガネがあります。
帽子をかぶっていると、サングラスになると必要以上に暗く感じるたり、車の運転時にサングラスになるのに時間がかかって、まぶしく感じるたりしたりします。
そんな時にはスイッチを入れると切り替わると便利だと思いませんか?
しかし、そんなメガネは今のところどこにもありません。
ジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology)の研究者はこのようなメガネを実現するための材料を新しく開発。
研究成果はACS Applied Materials & Interfacesに2015年1月9日にオンライン版で公開されました。
研究概要
研究者は微量な電流を流すことによって色が変わる材質を作ることによって色を数秒で切り替えることに成功しました。
色に関しても現在市販されているメガネの色に対応可能。
また、この材料の製造に関しては大量生産に耐えるとのこと。
応用
航空機のパイロットは、多様な光の変化にされされています。
現在の透き通ったメガネからサングラスに変化するものでは、色が変化するのに数分かかります。
それでは間に合わないことから、パイロットはサングラスをかけたり、外したりする必要があります。今回の新素材はそのような場面にも応用できる可能性があります。
(画像はプレスリリースより)

アメリカ化学学会 プレスリリース
http://www.acs.org/content/acs/en/pressroom/presspacs/2015文献:Four Shades of Brown: Tuning of Electrochromic Polymer Blends Toward High-Contrast Eyewear.
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/am507063d