バイエル薬品と参天製薬が調査
バイエル薬品株式会社と参天製薬株式会社は、近視用のメガネやコンタクトレンズを使用している人1,000名を対象に意識調査を実施しました。
「強度近視」の認知度
まず、「強度近視」の認知度を調べたところ、聞いたことがある人はわずか29.3%でした。また、「強度近視」が失明の原因になりうることは90%以上が「知らない」と回答しています。
ほとんどの人が強度近視について理解していないことが明らかになりました。
自分の近視の度数を把握していない人は70%以上
次に自分の近視の度数を知っているか質問。なんと70%以上が「知らない」と回答しました。
また、近視のために定期的に眼科を受診している人はわずか20%強にとどまり、近視のリスクを意識して通院している人は少数であることがわかりました。
「強度近視」が失明の原因になりうることを「知っている」と回答した人は、「知らない」と回答した人に比べて定期受診をしている割合が倍以上となり、強度近視の失明リスクについて知らないことが、定期受診に対する意識の低さの一因であると指摘しています。
強度近視は失明の原因になることも
近視の中には「強度近視」に進行するものがあり、さらに症状が進み「病的近視」になると、さまざまな疾患を引き起こすことがあります。
治療せず放置した場合には、高度な視力障害や失明に至る可能性も。
両社は、病的近視の早期発見・早期治療のためには、こうした「近視がもつリスク」について正しく理解してもらい、強度近視の場合には眼科への定期的な受診が必要だとしています。

参天製薬株式会社のニュースリリース
http://www.santen.co.jp/ja/news/20141125_2.pdf