全国の眼科医療機関にアンケート調査を実施
日本コンタクトレンズ学会は、全国の眼科医療機関に対し、平成26年度厚生労働省特別研究として「カラーコンタクトレンズによる眼障害の発生状況に関する実態調査」への協力を呼びかけています。
16銘柄中15銘柄に何らかの障害を及ぼす可能性
独立行政法人国民生活センターは2014年5月22日、カラーコンタクトレンズの安全性についていくつかの問題点を報告しました。
そのなかで、カラーコンタクトレンズが眼に及ぼす影響についての研究では、国内で承認を受けている16銘柄の視力補正用カラーコンタクトレンズのうち、なんと15銘柄で治療などが必要な眼障害が確認されたという驚くべき結果に。
研究に使用されたのは開封直後の新品レンズであり、使用時間はいずれも8時間でした。
調査方法
今回の研究では、カラーコンタクトレンズを含めたソフトコンタクトレンズによる眼障害について全国の眼科医療機関にアンケートを実施し、カラーコンタクトレンズによる眼障害の発症のメカニズムを統計学的に解析していきます。
調査対象となるのは、他院で処方を受けた、あるいは、医師の処方を受けないで購入したソフトコンタクトレンズを使用している人。
アンケート調査は1/31まで
アンケート調査は2014年12月1日(月)から2015年1月31日(土)まで行われ、その後統計解析を実施します。
研究結果は、今後、国がカラーコンタクトレンズ承認基準の変更などの必要性を検討する上で重要な資料となるとのことです。

カラーコンタクトレンズによる眼障害の発生状況に関する実態調査(平成26年度厚生労働省特別研究)へのご協力のお願い
http://www.clgakkai.jp/general/ccresearch.html