バイエル薬品と参天製薬の共同事業
バイエル薬品株式会社と参天製薬株式会社は、2014年11月18日(火)、眼科用VEGF阻害剤「アイリーア(R)硝子体内注射液40mg/mL」「アイリーア(R)硝子体内注射用キット40mg/mL」(以下、「アイリーア」)について、バイエル薬品が申請していた「糖尿病黄斑浮腫」(以下、「DME」)の適応追加承認を取得したと発表しました。
糖尿病の合併症が視覚障害の大きな原因に
名古屋大学眼科学寺崎浩子教授によると、DMEは、日本における視覚障害の原因第2位である糖尿病網膜症の約20%を占めると言われており、高度な視力低下につながるリスクがあるとのこと。
多くの先進国では若年層および中年層の成人における使命の原因として最も高い割合を占めています。
糖尿病患者にとって大きな期待
アイリーアはこれまで、中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性(滲出型加齢黄斑変性)、網膜中心静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫、病的近視における脈絡膜新生血管の適応で承認を取得しており、今回のDMEは4つめの適応症となります。
今回の承認によって、アイリーアがDMEが原因の視力障害に対する治療の選択肢となることに大きな期待が寄せられています。
アイリーアの国内における販売については、2012年5月に締結された契約に基づき、参天製薬が販売を行い、医薬品情報の提供活動をバイエル薬品と参天製薬の両社が共同で行っているそうです。

参天製薬株式会社のニュースリリース
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