ESINOMEDのEyeSeeMed
2014年11月12日、Tobii Technology(米)はパートナーのESINOMED(独)がPCSAシステムに視線入力システムを搭載したEyeSeeMedを発売したことを発表しました。
EyeSeeMedは手術中に、術者が手を使わずに画像やデータを取り出すことを可能にしたシステムです。
手術が複雑になるにつれて、CTなどの画像を参照しながら手術を実施する必要が高まります。また、術中に検査値を見る際に、いちいち、メスを放して、端末を操作することは、手術の危険性を高めることになります。
今回、Tobii Technologyがもつ視線入力システムをPCSAの端末に組み込むことにより、データを見るために手を使うことが不要になりました。
PCSA
病院にある画像データを一元的に監視するためのシステムです。画像の規格を決めることにより、あらゆる画像を一元管理とタイムリーな参照を可能にします。
Tobii Technology
Tobii Technology視線に関する様々な技術をもつ企業です。
コンビニエンスストアなどで商品に対する顧客の視線を測定することによりマーケッティングに利用する技術やゲーム用の視線入力システムが実用化されています。
コンピュータの入力装置としての視線入力デバイスも実用化。来年には搭載されたコンピュータが日本でも発売されるという話もあります。
医学分野に関してはSaccadic Vector Optokinetic Perimetry という患者の視線を簡単に追えるシステムを開発し、眼科や精神科医で使われています。
(画像はプレスリリースより)

Tobii Technology プレスリリース
http://www.tobii.com/en/about/news-and-events/press-room/