「目」と「鉄」から紐解く黒田官兵衛
2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」でテーマとなっている黒田官兵衛について、「目」と「鉄」をキーワードに黒田官兵衛伝説を検証した「黒田官兵衛目薬伝説 目の神、鉄の神、足なえの神」が発売されています。
この本では、黒田氏における鉄の文化との接点という視点のほか、住む家もなく各地を流浪していたという身分だったものの、一族に伝わる目薬によって財産を作り上げ、それを飛躍への足がかりとしていったという黒田氏の目薬伝説からも、黒田官兵衛という人物に迫っているとのことです。
眼科医の家系に生まれた眼科医学史の第一人者などが執筆
またこの本は、眼科医学史のほか、金属考古学、民俗学、地名研究、系図研究などといった各分野の専門家8名が、黒田官兵衛をテーマに語り起こしをした論考集ともなっています。
そのほか、著者の1人であり、天保年間から続いているという眼科医の家系の出身であるという奥沢康正氏は、眼科医であるとともに眼科医学史研究における第一人者でもあり、「眼科医家人名辞書」などの著作物もあるそうです。
大河ドラマの主人公にもなった人物の伝説に、思いをはせてみてはいかがでしょうか。
(画像はAmazonより)

黒田官兵衛目薬伝説 目の神、鉄の神、足なえの神
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