太陽の光から目を守る『UV+420cut(TM)』
三井化学は27日、新しいメガネレンズ用の材料、『UV+420cut (TM) 』を開発し、10月から販売を開始したと発表しました。同製品は、紫外光(10-400nm)に加え、より可視光側の400-420nmの波長光からも目の健康を守るレンズ用材料。
(画像はプレスリリースより)
一般的な視力矯正用レンズよりもさらに波長光をカット
三井化学によると、最近の研究では400-420nmの短波長光でも、眼組織中、最も弱い網膜組織にダメージを与えてしまい、白内障や加齢黄斑変性の要因になり得ることが指摘されたといいます。
この波長光は、今までのサングラスで一部はカットされていましたが、普通の視力矯正メガネレンズでは400nmまでしかカットされていなかったのだそう。
新製品「ルティーナ(R)」に活用
この事実を受け、三井化学では目の健康によりそうメガネレンズ用材料『UV+420cut (TM)』の開発が行われました。同材料は東海光学の新製品「ルティーナ(R)」に活用されています。
紫外線だけでなく、目の奥にあるルテインを保護するレンズ「ルティーナ(R)」は、これまでの一般的なレンズに比べ、酸化ストレスやルテイン劣化に強く影響を与える380nm~500nmの光を、約40%カットする商品として12月から発売されることが発表されています。
肌だけでなく目にも紫外線対策を
紫外線は、皮膚にダメージを与えるだけでなく目にもダメージを及ぼします。長い時間、太陽の光を浴びていると、角膜や結膜などを傷つける原因となり、「白内障」などの深刻な目の病気につながることもあるのです。
早いうちからの紫外線対策で、ずっと健康な目でいたいものですね。

三井化学株式会社 プレスリリース/@Press
http://www.atpress.ne.jp/view/52874