キーボード無しで文字入力が可能に
株式会社NTTデータ(以下「NTTデータ」)が、スマートグラス向けにキーボード無しでも文字入力ができる技術を開発したことを発表しています。
今回、NTTデータが開発した技術では、ソフトウエアキーボードをスマートグラスにおける眼前のディスプレイの中に表示し、それを現実の指でなぞることで入力とするようになっています。
(画像はプレスリリースより)
これにより、他の人からの覗き見を防止するだけでなく、物理的な入力の痕跡も残らないことから、高いセキュリティーを確保しているそうです。
スマートグラスの業務利用に関する課題を克服
製造業界などではスマートグラスに関して、ハンズフリーでのマニュアル閲覧や作業指示の確認、遠隔地とのリアルタイムコミュニケーションへの利用が期待されており、さらにAR(Augmented Reality、拡張現実)との組み合わせによる業務の効率化に関する期待があります。
その一方で、スマートグラスはその持ち運びのしやすさから来るセキュリティの問題や、情報入力をどうするのかという課題も生じていましたが、NTTデータが開発した技術ではそういった問題が克復されることにより、スマートグラスの業務活用に期待が持てます。
なお、NTTデータでは、この入力技術について特許申請を行っているとのことです。
スマートグラスを業務で利活用するためのキーボードレス環境での文字入力を実現
http://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2014/