東芝からメガネ型ウェアラブル端末が発売予定
最近話題になっているウェアラブルデバイスといえば、Google社の「Google Glass」ですが、10月7日から開催されている展示会「CEATEC JAPAN 2014」にて東芝が公開したのが2015年の発売に向けて現在開発されている「Toshiba Glass」です。
(画像はCEATEC JAPAN 2014公式Webサイトより)
「Google Glass」と「Toshiba Glass」の違いとは?
ここで気になるのが、「Google Glass」と「Toshiba Glass」の違い。メガネ型ウェアラブルデバイスという点は同じですが、実はまったく違うものとなります。
「Google Glass」は、製品単体で動作する、「メガネ型のパソコン・スマホ」というイメージです。一方で「Toshiba Glass」は、メガネ型“表示”デバイスのため、製品単体では動作せず、USB接続でスマートフォンやタブレットと連携して使用します。
メガネのテンプル(つる)部分にある投影装置にて、特殊なレンズへ投影を行い表示する、プロジェクターのような構造の「Toshiba Glass」は、投影装置の耳に近い方にminiUSBの端子があり、こちらからスマートフォンやタブレットに接続。バッテリーは持たず、電力も接続先のスマートフォンやタブレットから供給するとのこと。
法人用を想定して発売。一般発売の可能性も?
「Toshiba Glass」は、工事や保守点検作業員、警察、医療現場、博物館などの展示施設、スポーツ用途などを想定した法人向けの製品とのことですが、今後一般販売の可能性もあるようです。
東芝の担当者は、
「動作時間のせいで Google Glass は使えません。バッテリーは容量のあるスマートフォンなどから供給した方が使えます。これは新しいガジェットではなく、眼鏡の進化形なんです」
とコメント。今度の「Toshiba Glass」の発売・活用に期待です。

CEATEC JAPAN 2014
http://www.ceatec.com/ja/