質感認知の研究から画像質感制御技術
富士ゼロックスは、人の視覚特性に基づき、画像データの色や形状などの「質感」を制御する技術を開発。
(画像はプレスリリースより)
タブレット端末等の画面に表示された画像データを、指でなぞるだけで簡単に切り出すことができ、切り出した特定の領域を望みの色や質感に変えたり、切り出した画像を他の画像に合成することが可能になる「画像質感制御技術」。
この技術は画像データ中の境界を判別することにより簡単に切り出すことが可能になっている。また質感は人の視覚の研究、周波数帯域解析と暗部解析によりデータ化している。
一部の色だけを変化させることも、複数箇所を独立に変化させることも可能となっているので、カラーデザインを検討する際、複合的なシミュレーションも可能。
応用分野
車の外装と内装の組み合わせや、自宅の写真データをもとに庭周りの設計を他の写真から組み合わせてシミュレーションする等が応用分野と期待。
また、化粧品売り場で自分の顔写真をデータとして、口紅や肌の色をそれぞれ独立にシミュレーションすることが可能となっている。
システムはかなり大きそうですが、二人の写真から子供の顔を予測したり、整形手術の結果を予想したり遊びから医学まで色々応用できそうです。

富士ゼロックス プレスリリース
http://news.fujixerox.co.jp/news/2014/001107/