眼科用レーザ光凝固装置 PASCAL
トプコンは、白内障などの中間透光体に混濁がある場合に影響を受けにくい638nmの赤色レーザを装備したモデル「Synthesis TwinStar」を追加した。
Synthesis TwinStarは黄色(577nm)と赤色(638nm)の2色のレーザが光凝固治療。
光凝固療法
網膜光凝固術は、特定の波長のレーザ光で病的な網膜を凝固させることにより病気の進行を抑える治療法で、糖尿病網膜症、網膜中心静脈閉塞症、中心性漿液性網脈絡膜症、網膜裂孔などの眼底疾患が適応。
点眼麻酔をして、1回15~30分程度の時間しか要しないので外来で手術可能だが、網膜異常の進行を阻止するだけで視力は回復しない。
特長
従来に比べ短時間に低侵襲で、患者さんの疼痛を軽減した光凝固により高い評価を受けている眼科用パターンレーザ光凝固装置PASCAL(R)に、白内障などの中間透光体に混濁がある場合に影響を受けにくい638nmの赤色レーザ(スポット照射のみ)を装備。
次の照射スポットへ瞬時に誘導することができ、パルス間隔1msec以下の高速パターン形成と従来型レーザで出力の際に生じるエネルギームラを軽減。
すべてのスポット径で深い焦点深度を確保することで、均一で鮮鋭なエッジの照射痕をパターン内すべてのポイントで実現。

トプコン プレスリリース
http://www.topcon.co.jp/news/20140625-16774.html