(R)の緑内障治療についてCHMPから肯定意見を受け取る
ノバルティスの眼科部門を担当するアルコンは、EMA(European Medicines Agency:欧州医薬品審査庁)の1部門であるCHMP(Committee for Medicinal Products for Human Use:欧州医薬品委員会)からSimbrinza(R)の緑内障治療に関して肯定意見を受け取ったことを発表。
Simbrinza(R)
炭酸脱水素阻害薬のブリンゾラミドと選択的アルファ2アドレナリン受容体作動薬のブリモニジンの配合剤。2013年7月22日にFDAに承認されている。
2つの第3相試験でそれぞれ23~34%、25%から37%眼圧を低下させ、その効果は投与日の間、持続した。
ベータ遮断薬を含まないためある種の呼吸器又は循環器の以上のためにベータ遮断薬を用いることをできない緑内障の患者にも使用可能。
日本ではブリンゾラミドがエイゾプト懸濁性点眼薬(R)で日本アルコンが販売、ブリモニジンはアイファガン点眼液(R)で千寿製薬が販売。配合剤の開発に関しては公開されている資料はない。
配合剤の意義
別々の点眼剤を指す場合は5~10分間空けてから点眼することを勧められているが、配合することによりその時間は省略できる。また1日の点滴回数が異なる場合に間違いが少なくなる。

NOVARTIS Media releases
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