対象は定期的にスポーツを行う男女500名
トレンド総研は5月15日、スポーツ時の紫外線対策に関する調査結果を発表した。調査対象は事前調査で「定期的にスポーツを行っている」と答えた20代から40代の男女500名。
今年2014年は世界的なスポーツの祭典が開催され、今回の調査においても62%が「2014年、スポーツ熱がますます高まっている」と答え、そのうち85%が「ますますスポーツをしたくなりましたか?」との質問に「はい」と答えた。
調査対象のうち、95%もの対象者が「スポーツをする際、強い日差しや紫外線への対策を行っている」と答えた。
(画像はプレスリリースより)
眼の紫外線対策 低い実施率
複数回答形式で「具体的に行っている対策」を尋ねる質問では「水分を多めに摂る」(75%)といった回答が並ぶ中、眼の紫外線対策については「スポーツサングラスを利用する」(31%)、「スポーツ用ではないサングラスを利用する」(19%)と低い結果となった。
一方で、「これから夏にかけてスポーツをする際に気になること」については「紫外線の眼への影響」という回答は74%に上り、「熱中症」(75%)や「肌の日焼け」(72%)と並ぶ高回答率であった。
影響を気にする声が多いにも関わらず対策の実施率が低かった原因の一つとしてトレンド総研は、熱中症等に比べてメディアで取り上げられる機会が少ないことを指摘している。
また、紫外線が眼に対して与える影響そのものがあまり知られていない側面もあるという。
いくつかの対策を組み合わせて
紫外線の眼への影響について眼科専門医の橋田節子氏は、短期的には角膜が傷つけられること、長期的には白内障等の眼の病気のリスクを高めることを挙げた。
その上で、スポーツをする際にはスポーツサングラスの利用に加え、ドライアイ対策も行う等、いくつかの方法を組み合わせてしっかりと対策を行うことがポイントになると述べた。

トレンド総研 プレスリリース
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201405150619/