しめ忘れお知らせキーⅡ
積水ハウス株式会社は施錠・解錠が「見て」「さわって」わかる「しめ忘れお知らせキーⅡ」を戸建商品のシリンダーキーに採用した。
(画像はプレスリリースより)
「しめ忘れお知らせキーⅡ」は、積水ハウスが展開する情報発信・研究開発拠点「住ムフムラボ」(グランフロント大阪)のダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)「対話のある家」から生まれた。
DIDは完全に光を遮断した空間をアテンド(視覚障がい者の案内スタッフ)のサポートで探検するプログラム。暗闇でさまざまなシーンを体験するうちに五感が研ぎ澄まされて新たな気づきを得られる。
積水ハウスはDIDの暗闇空間を活用、キーを「見て」「さわって」施錠・解錠の状態がわかる「しめ忘れおしらせキーⅡ」を株式会社オプナスと共同開発した。試作品をアテンドや一般の人に体験してもらった結果、今年1月から発売を開始。
今回の製品はこのキーを戸建商品に採用したもの。さらに、ポケットやカバンの中から取り出さなくても、「さわる」だけで施錠の有無を確認できる「さわって」わかる機能を搭載した。
カギしめ忘れ
戸建住宅で侵入盗被害にあう場合、その4割以上が「カギしめ忘れ(無締まり)」が原因だという。
開発のきっかけは、外出後に施錠を確認するために家に戻る、戻るまでしなくても一日中不安に過ごす、という経験が少数派ではないとデータからわかったため。
同社は、電気錠や生体認証よりコストパフォーマンスの高い一般的なシリンダーキーで同製品を標準採用でき、積水ハウスの戸建住宅の防犯性能、利便性が向上したという。

積水ハウス株式会社プレスリリース
http://www.sekisuihouse.co.jp/対話のある家
http://www.sumufumulab.jp/did/index.html