参天製薬 Merckの眼科製品の製造販売権を取得
参天製薬はMerck & Co., Inc(米国とカナダ以外ではMSD)との間で、日本・欧州・アジア太平洋地域においてMerck & Co., Incが有する眼科医薬品およびこれらの製品を関連した権利等一式の取得を発表。
参天製薬
参天製薬は、眼科とリウマチ領域に特化したスペシャリティー・カンパニー。国内の医療用眼科薬市場シェア1位。
今回参天製薬が導入した眼科医薬品はすべて緑内障・高眼圧症治療剤。
MDSがOak Pharmaceuticalに譲渡した緑内障・高眼圧症治療剤の販売権も4月1日入手している。
緑内障点眼液
緑内障の治療は眼圧を下げる点眼薬から始まる。大きく分けると交感神経遮断薬、プロスタグランジン点眼液、炭酸脱水素阻害薬およびその配合剤があるが、今回の権利取得でほとんどの作用機序の点眼薬を参天製薬は入手したことになる。
先般製造販売承認を受けた睫毛貧毛症処方薬「グラッシュビスタ(R)外用液剤」(アラガンが製造販売承認取得)も、もとは緑内障点眼液として開発。緑内障治療薬として現在、千寿製薬から発売されている「ルミガン(R)」と成分は同様。

参天製薬ニュースリリース
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/MSDニュースリリース
http://www.msd.co.jp/newsroom/msd-archive/2014/pages/