消費者庁がレーシック手術の注意喚起
2013年12月4日、消費者庁から、レーシック手術に対して注意を呼びかける文書が出された。消費者庁によると、2009年度以降に寄せられたレーシック手術に関する被害件数は、80件だという。
レーシックに関する被害情報は、2013年度に急増!
消費者庁には、毎年10件以上の、レーシック手術に関する被害情報が寄せられている。そんななか、2009年度以降の5年間において、その数は80件となり、2013年度だけで30件を記録しているという。
2013年度に急増した理由には、レーシック手術の件数が増えたことがあるようで、医療機関からそのリスクが十分に説明されていないことが考えられている。
レーシック手術をおこなった人の約4割は、医療機関がインターネットで発信している情報をきっかけとしているようで、その一部には、関係法令に触れるおそれがあるものも見られるという。メリットばかりを並べている過大広告により、被害を受けたという事例もあるようだ。
レーシック手術のリスク
レーシック手術の後遺症としてあげられる症状には、目や頭の痛み、吐き気、ドライアイなどがある。その他にも、ゆがみや飛蚊症、寝たきりになったという事例も報告されている。
これに対し消費者庁は、日本眼科学会からのアドバイスを紹介するとともに、レーシック手術を受けるうえでの注意点を発表した。消費者庁から出された注意点は、以下の通りである。
消費者のみなさまへ
(1) リスクがあることを認識しましょう
(2) リスクについて医療機関でしっかり説明してもらいましょう
(3) インターネット上の情報はよく吟味しましょう
(4) 本当にレーシック手術が必要か、慎重に検討しましょう
(ニュースリリースより)

消費者庁によるニュースリリース
http://www.caa.go.jp/safety/pdf/131204kouhyou_1.pdf