ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズの違い
コンタクトレンズには大きく分けて、ハードコンタクトレンズとソフトコンタクトレンズがあります。2つを比べると視力矯正力、乱視矯正、耐久性はハードレンズの方が優れていますが、ずれやすい、外れやすい、ゴミが入ると痛いという欠点があります。一方、ソフトレンズは装用感がほとんどない、使い捨てなど種類が豊富にありますが、汚れを取り込みやすい、眼の障害に気づきにくいという欠点があります。
さらにソフトレンズには使い捨てタイプとして、1日、1週間、2週間とあり、各々費用とメンテナンスが変わってきます。では、視力の状態によってどの種類のコンタクトレンズが適しているのでしょう。
近視の人
軽い近視の人・・・毎日、コンタクトレンズを装用しない、しても短時間という人は装用感に慣れやすく、ケアが不要な1日使い捨てレンズがおすすめです。近視が強い人・・・装用時間が長くなるので、眼の負担が少ないハードレンズがおすすめ。度数が強くなると、ソフトレンズは厚くなり、酸素不足が起こりやすくなります。
乱視の人
乱視が強い人・・・装用しても変形しないハードレンズがおすすめ。素材が柔らかく変形するソフトレンズは乱視には不向きです。乱視付のソフトレンズ、使い捨てレンズもありますが、眼の中で安定しない人には使えません。
遠近両用
遠近両用・・・遠くも近くもある程度しか見えず、どちらもくっきり見えるようになるわけではありません。乱視がなければ、2週間使い捨てを試してみてもよいでしょう。乱視がある人はソフトレンズだと遠近どちらも見づらくなることが多いようです。ただ、昔からコンタクトを使ってきた世代が遠近両用を必要としていることから、各メーカーとも開発に力をいれています。近いうちに使いやすいコンタクトレンズができるかもしれませんね。
いずれも各個人によって処方は変わりますので、専門医とよく相談してください。
(画像はイメージです)

たき眼科 コンタクトレンズの選び方
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