Google Glassは単なる端末?
2015年1月15日、Google GlassはGoogle+にあるグラスのアカウントで、Google Glassはコンセプト段階から現実段階へと動き、19日からテスト販売を中止すると宣言しました。
今後に関しては開発中であり、公表できることはないとのこと。
今回のテストではGoogle Glassは単なる端末としての機能しか持たず、Google Glass特有の新しい機能を見いだせませんでした。
Google Glassを電子カルテの入力手段に
Pelu Tranは電子カルテの入力手段として用いるというGoogle Glassの応用したシステムを開発。その成果により、フォーブス誌で30代のヘルスケア部門でも30人のリーダーの1人に選ばれました。
Google Glassのカメラとマイクを用いて、患者と向き合い、面談しながら、電子カルテの入力をすることができます。
これにより、医師は週に17時間を費やしている入力時間を2時間かもっと少なくできるといいます。
このシステムはすでにアメリカの11の州、35の医療機関で用いられています。
Google Glassのカメラによるプライバシー侵害に対する可能性は、このシステムは診察室の中だけで用いられることから、問題とならないとのこと。
眼鏡型ウエアラブル端末の未来
眼鏡型である理由がなければ、眼鏡型である必要がないのかもしれません。
眼鏡型が有利な点は、使用者の視線を常に監視できること。
ジェイアイエヌのセンシング・アイウエアは眠気や集中度、体のバランスなど、生体データ(DEEP DATA)の取得が可能となっており、生体計測・解析技術の応用技術に強いオムロンと共同で研究し、2016年の実現を目指しているとのこと。
眼鏡型端末を情報発信に用いるのも広がりをもたらすことになる可能性を持っています。
電子カルテの入力以外の医学分野としては、手術中に様々な検査データを、術者が視線をそらさずに確認できる等の応用が想定できます。
Google Glassの研究は終わったわけではありません。ある日アット驚く発表があるかもしれません。
(画像はGoogle+の写真)
(画像はプレスリリース)

Google Glass Google+
https://plus.google.com/u/0/+GoogleGlass/postsStanford Medicine News
http://med.stanford.edu/news/all-news/2015/02ジェイアイエヌ プレスリリース
http://pdf.irpocket.com/C3046/bSZL/GvYd/pzfE.pdfオムロン プレスリリース
http://www.healthcare.omron.co.jp/corp/news/2015/0107-01.html