2015年の花粉飛散予測
気象協会が公開している「2015年春の花粉飛散予測」によると、スギ・ヒノキ花粉それぞれのピーク時期は例年並みですが、飛散数は九州から近畿地方のほとんどの地域は例年より少ないまたはやや少なく、東海から東北地方は例年並み。
ただし、2014年の花粉の飛散数が少なかった北陸・関東甲信・東北地方では、2015年春の飛散数は前年の2~3倍、一方、前年の飛散数が例年よりも多かった九州・四国地方では、2015年春の飛散数は前年に比べて非常に少なくなる見込み。
花粉症とコンタクトレンズ
コンタクトレンズは、花粉の飛散量が多いときは使用を控えた方が良いといわれます。
理由は、眼の表面に傷ができやすいことから、花粉症の症状発症に結びつく抗原が侵入しやすくなるからです。またレンズの汚れによる刺激により花粉症の症状が強く出るともいわれています。
この時期だけコンタクトレンズを止めて、メガネに替える、特に花粉を防ぐ機能を持っているメガネにすれば、一石二鳥かもしれません。
ただし、花粉症対策として、マスクをしているとメガネは曇りやすいということがあります。
花粉がコンタクトレンズに付くことにより、問題が生じるので、1日使い捨てのコンタクトレンズを使うという手もあります。
花粉症の時期だけ、メガネに変更したり、1日使い捨てレンズに替えたりするのは無理という場合には、コンタクトレンズのケアに普段より気を付けて、うがいと同じようにコンタクトレンズのケアを行ってみてはいかがでしょうか。
コンタクトレンズには、表面加工に工夫して、汚れの付着・沈着を減らしているレンズもあります。
正規店で購入する場合には、トライアルレンズが使えるようになっています。花粉症がある人がこの季節にコンタクトレンズを始める場合には、眼科医と相談の上、色々なコンタクトレンズを試すこともお勧めです。
(画像はイメージです)
日本気象協会 「2015年春の花粉飛散予測」
http://www.tenki.jp/pollen/expectation.html日本アルコン プレスリリース
http://www.alcon.co.jp/docs/nc-kafunrescue.pdf