ストロボ内蔵のアイウェアを
WIRED VISIONによれば、デューク大学のStephen Mitroff氏らがストロボ内蔵のアイウェアを研究しているという。運動選手やスポーツマンが着用してトレーニングを行えば、次第に動体視力が向上するかもしれない。
デューク大学で様々なスポーツを行なう学生たち500名が集められ、実験が行われた。被験者は、スポーツ中にストロボ機能内蔵のアイウェアを着用。
アイウェアのレンズは、「はっきり前が見える状態」と「前が見えない真っ暗な状態」とが入れ替わり映し出される。速度は自由に設定が可能だが、最高速度では毎秒最大6回(1回につき67ミリ秒)レンズを真っ暗にすることが可能だ。
動きに対する感度が
被験者たちは「普通の透明レンズが付いた同様のゴーグルを着用した対照群」と「ストロボ内蔵アイウェアを着用した実験群」に別れ、実験の前後での視覚感度の検査を受けた。
研究者たちは、ストロボ内蔵アイウェアにより動きに対する感度が若干上がり、100ミリ秒というわずかの時間ではあるが、視覚的刺激を認識できるようになったとしている。
米Nike社は同研究の資金を提供。『SPARQ』トレーニング法の1要素である『Vapor Strobe Eyewear』シリーズとして製品化を考えている。だが、効果などについてはまだ不明な点も多いのだという。

WIRED VISION
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