眼科診療に特化した電子カルテ
日本ユニシス株式会社は、眼科病院・有床診療所向けに電子カルテシステム「ユニケア(UniCare)/眼科電子カルテ」の提供を開始した。「ユニケア」では、診療で使う特殊な検査機器からデータを取り込むことができ、手術の予約から実施までを管理する機能を搭載している。
現在、眼科診療に特化した電子カルテはほとんどなく、眼科診療を効率化するニーズが高まっている。
眼科特有の手術記録に対応
「ユニケア」は眼科診療において、医師が複数データを同時に見ながらカルテに記載できるマルチウィンドウ機能を搭載しているため、使い勝手の良いシステムになっている。
「ユニケア」は各種検査機器とスムーズに連動し、数値データなどの検査データはファイリングシステム経由で電子カルテに取り込まれる。手術前検査の進捗(しんちょく)を管理することで検査漏れを防ぐ。眼科特有の手術予約・管理などの手術記録にも対応している。
病床を有する病院や有床診療所のために、入院機能も実装している。診療録は外来/入院を一元管理できるため、一患者一カルテの実現が可能となる。「ユニケア」で入力した診療データは外来/入院とも会計に自動反映される。
「ユニケア」の構築費用は個別見積もりを行っている。同社では、IT各社に先行して提供することで、総合病院向けの電子カルテに加えて、眼科病院や診療所の開拓を狙い、電子カルテシステムの構築サービスの拡大を行う。

眼科電子カルテ/UniCare 日本ユニシス
http://www.unisys.co.jp/unicare/karte_opt/